●卵の薄皮 ” 卵殻膜 ” の力
卵は人体に必要な栄養素をバランス良く含んでいます。とりわけ薄皮の部分 = “ 卵殻膜 ” は、古くから傷や火傷の治療に使われていました。これは、卵殻膜が線維芽細胞に働きかけてコラーゲンに生成を促すからと考えられてます。 |
《卵殻膜って何 ? 》
●卵の殻と白味の間にある 0.07mm の薄皮部分です。
●タンパク質繊維で構成され、特にシスチンというアミノ酸を豊富に含みます。シスチンは体内で L- システインという美白作用に優れた物質に変わります。
●古くから傷の治療に使われ、中国「明」の時代の薬草書「本草網目」にも登場しました。
●相撲取りやボクサーの間では、傷を負ったときに卵の薄皮を貼ると治りが早いといわれています。
●近年、線維芽細胞に対してⅢ型コラーゲンの産生を促す働きが発見されました。 |
《コラーゲンとは?》
●ヒトをはじめ、動物の体を構成するタンパク質の 1 種です。
●現在約 19 種類のコラーゲンが知られています。
●特に皮膚には豊富に存在しており、真皮層の約 70 %は、コラーゲンでできています。
●真皮層は、コラーゲン線維が編み目のように張りめぐらされ、表皮を支える土台としてハリを保っています。
●加齢とともに減少し、不足するとシワやたるみを引き起こします。 |
|